質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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睡眠障害に使用される漢方薬は?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2018年4月 |
漢方薬のみで治療が可能な場合もあるが、症状により睡眠薬等の使用や併用が望ましい。虚実の診断をもとにした下記の漢方薬の使用例がある。
入眠障害 |
虚証:酸棗仁湯(心身ともに疲労しているが、夜間に頭が冴えて眠れない) 虚~中間証:抑肝散(体力が中等度以下、不安、興奮、手足の振るえ、眼瞼痙攣を伴う) 抑肝散加陳皮半夏(抑肝散に準じるが、胃腸症状が出やすい人) 中間~実症:黄連解毒湯(体力が中等度以上、のぼせ、興奮、いらいらを伴う) |
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熟眠障害 |
虚証:酸棗仁湯 加味帰脾湯(体力が中等度以下、軽度うつ状態、易疲労感、不安、動悸等の症状を伴う) 虚~中間証:抑肝散、抑肝散加陳皮半夏 |
早朝覚醒 |
虚~中間証:八味地黄丸(体力が中等度以下、夜間頻尿、下肢のしびれや冷え、腰痛、歩行困難、排尿困難を伴う) |