質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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WPW症候群とは?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2018年4月 |
WPW(Wolff-Parkinson-White)症候群は、発作性上室性頻拍の一種である。正常な心臓では、心房の興奮は房室結節とヒス束を通って心室へと伝わるが、WPW症候群では、先天的に心房と心室の間に副伝導路(ケント束)があり、心室興奮が副伝導路と正常な房室伝導路を経由する興奮とが同時に起こる。この時、心電図波形は特異的なパターン(δ波の出現、PQ間隔の短縮、QRS幅の延長)を示す。房室伝導路と副伝導路とを興奮が旋回する(リエントリー)時に、頻拍が持続する頻拍発作を房室回帰性頻拍という。