公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

イソニアジドを服用中。チラミン、ヒスチジンを含む食品に注意するように言われたが、なぜか?また、どんな食品があるか?(一般)
相互作用
年月 2018年3月 

チラミンはモノアミンの一種で、モノアミン酸化酵素(MAO)により不活化される。イソニアジドは、MAO阻害作用を有し、チラミンの代謝を阻害するため、そのまま腸管から吸収され、アドレナリン作動性神経終末に取り込まれてノルアドレナリンの遊離を促進し、血圧上昇、発汗、動悸、頭痛等を起こす可能性がある。
また、ヒスチジンは細菌等によりヒスタミンに変化するが、MAO阻害作用によりヒスタミンの代謝が阻害されるため、発汗、そう痒、悪心等を起こす可能性がある。

 

多く含む主な食品

チラミン

チーズ、ニシンの塩漬け、醤油、牛レバー、サラミ、みそ等

ヒスチジン

鮮魚:マグロ、ブリ、ハマチ、サバ、サンマ、イワシ等 

干物:サンマ、イワシ、アジ等

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