質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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ストレスを唾液で計測することができるのか?(一般)
検査値・検査方法 |
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年月 | 2018年4月 |
ストレスの代表的な評価法には、心理学的評価法、生理学的評価法、生化学的評価法がある。生化学的評価法のストレスマーカーには、自律神経系ストレス応答である視床下部-交感神経-副腎髄質系(SAM系)のノルアドレナリン等や、内分泌系ストレス応答である視床下部-下垂体前葉-副腎皮質系(HPA系)のコルチゾールやアドレナリン等、免疫系ストレス応答である免疫グロブリン等がある。特にコルチゾールは、内分泌系ストレス応答を代表するストレスホルモンである。近年、測定に侵襲を伴わない唾液中のストレス関連物質を計測する方法(下表)が研究開発中である。
物質 |
コルチゾール |
クロモグラニンA |
アミラーゼ活性 |
分泌型免疫グロブリンA |
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計測法 |
ELISA、バイオチップ |
ELISA |
試験紙法、ELISA |
ELISA、バイオチップ |
試料 |
唾液・血液 |
唾液 |
唾液 |
唾液 |
指標 |
内分泌系指標 |
自律神経系指標 |
自律神経系指標 |
免疫系指標 |