質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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バファリン配合錠A81を一包化して良いか?(薬局)
調製法等 |
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年月 | 2018年4月 |
添付文書の取扱い上の注意では「本剤は吸湿により分解されますので、アルミシートで包装された状態のままで患者に渡してください」と記載されている。インタビューフォームによる無包装状態での安定性試験の結果は下表のとおり。
試験 |
保存条件 |
包装形態 |
保存期間 |
試験項目 |
結果 |
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温度 |
40℃ |
ガラス瓶(密栓) |
1ヶ月 |
性状 サリチル酸量 アスピリン含量 |
性状変化なし。 サリチル酸量増加、1ヶ月後に1%(規格値内)。 アスピリン含量1ヶ月後に2.7%低下(規格値内)。 |
湿度 |
25℃/75%RH |
シャーレ(開放) |
1ヶ月 |
1週間後に性状(外観)変化(濃い橙色の斑点あり)。 サリチル酸量増加、1ヶ月後に1.4%(規格値内)。 アスピリン含量1ヶ月後に2.2%低下(規格値内)。 |
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光 |
キセノンランプ2万lx |
シャーレ(開放) |
60時間※ |
60万lx・hrで橙色が薄くなる。 サリチル酸量及びアスピリン含量には変化なし。 |
※:総照度120万lx・hr、総近紫外放射エネルギー200W・h/m2