質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ

福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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| 再発性単純疱疹のPIT療法とは? (一般)
疾病・治療法 |
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| 年月 | 2025年9月 |
PIT(patient initiated therapy)療法とは、単純疱疹(口唇ヘルペスまたは性器ヘルペス)の再発が比較的高頻度に生じる患者に対し前もって処方された抗ウイルス薬を、初期症状(局所違和感、熱感、疼痛、かゆみ等)を感じた時点で患者自身の判断で内服し、早期治療を目指す方法である。再発性の単純疱疹に対し、2019年にファムビル錠250mg、2023年にアメナリーフ錠200mgが保険適応となっている。
臨床においてPIT療法を行う患者は、いくつかの条件を満たした症例※を選択するのが望ましい(表)。いずれも、次回再発分の処方は1回分に留めるため、次回再発までに受診し(症状が出る前に受診可能)、薬を処方してもらう。服用中、服用後に気になる症状(発疹、浮腫、筋肉痛、脱力感等)があらわれた場合や症状の増悪などの異常を感じた場合は、放置せずに受診する。
| ファムビル錠250mg(ファムシクロビル) | アメナリーフ錠200mg(アメナメビル) | |||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 対象条件 | ・同じ病型の口唇ヘルペスまたは性器ヘルペスを年間概ね3回以上繰り返す方 ・再発の初期症状を正確に判断できる方 ・腎機能の状態を踏まえて、服用時の適切な用法・用量が選択できる方 |
・同じ病型の口唇ヘルペスまたは性器ヘルペスの再発を繰り返す方 ・再発の初期症状を正確に判断できる方 |
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| ※いずれも上記すべてに当てはまる方が対象 | ||||||||||||
| 服用方法 |
・成人は、1回1000mg(4錠)を2回服用。
*Ccr:クレアチニンクリアランス |
・成人は、1200mg(6錠)を食後に単回服用。 ・ピリピリ、チクチクするような違和感(初期症状)が出てからすぐ(6時間以内)に服用。 ・空腹時では吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるため、食前または食間に服用の場合は、軽食等何か食べた後(30分以内)に服用。 ・口唇ヘルペスでは、水ぶくれができる前に服用する。 |
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(渡辺大輔 監修:マルホホームページ 医療関係者用資材 単純ヘルペスの症状と治療 2023年5月作成
ファムビル250mg錠、アメナリーフ錠200mg各添付文書 より)














