質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ

福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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| 梨状筋症候群とは?(一般)
疾病・治療法 |
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| 年月 | 2025年10月 |
梨状筋(piriformis muscle)(図)は骨盤から臀部に伸びる筋の一つで、起始は骨盤仙骨孔辺縁と腸骨の大坐骨切痕、停止は大転子の上縁である。神経支配は坐骨神経叢梨状筋枝、作用は大腿の外旋である。1)

図 梨状筋4)
(病態)2),3)梨状筋症候群は臀部における絞扼神経障害で、梨状筋の圧迫や刺激で臀部の疼痛や坐骨神経がつぶれることによる大腿後面にかけてのしびれが起きる状態のことをいう。狭義では梨状筋自体が原因となる圧迫性坐骨神経障害を指す。中腰やゴルフなどのスポーツ、長時間の運転やデスクワークなど、梨状筋に負担のかかる場合に起こりやすい。
(治療)4)非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や神経障害性疼痛治療薬の投与、ブロック治療(皮膚の上から梨状筋に直接局所麻酔薬を注射)を行う。下肢のストレッチも効果的である。梨状筋による神経の締め付けが原因であれば、梨状筋切離術(梨状筋の停止部で筋肉を切り離し、坐骨神経に影響を及ぼさない範囲まで切除)を行う。
1)ステッドマン医学大辞典 第6版 2008年2月20日 メジカルビュー社
2)伊集院敏郎ら:整形外科と災害外科 63(4),737,2014.
3)日本脊髄外科学会 ホームページ 梨状筋症候群
https://www.nsj-official.jp/general/diseasename/05_hip/rizyou.html
4)恩賜財団 済生会ホームページ 症状別病気解説 梨状筋症候群
https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/piriformis_syndrome/














