公益社団法人福岡県薬剤師会

文字サイズ 文字サイズを縮小する文字サイズを標準サイズにする文字サイズを拡大する

  • ホーム
  • 福岡県薬剤師会について
  • 県民の皆様へ
  • 薬剤師の皆様へ
  • 薬事情報センター
  • 会員専用ページ

質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

モートン病とは?(一般)
疾病・治療法
年月 2026年6月 

モートン病(Morton’s neuroma:モートン神経腫)は、足趾(そくし;足指)の神経が骨の間に挟まれることにより神経が障害され、趾間(しかん;足指の股)の知覚異常や疼痛を起こす疾患である。1)
(原因・病態)1)、2)神経は足趾に向かって骨の間をすり抜けるように各趾へ走行している。骨の間は靭帯により強固に連結されており、特に第2趾(人差し指)と第3趾(中指)、第3趾と第4趾(薬指)の間は狭く、神経障害を受けやすい。第3趾の骨は動きが少ないのに対して、第4趾の骨は動きが大きいため、第3趾と第4趾の間は神経がより刺激が受けやすく、発生頻度が高い。40~60代の女性に多く、ハイヒールや幅の狭い靴の使用が関連していると言われている。
(症状)1)、2)初期は、歩行時に足趾のつけ根(特に趾間)に疼痛がある。症状が進行すると足趾や足の甲への痛み、しびれ、灼熱感といった知覚異常を生じることがある。
(治療)3)
保存治療:保存治療を原則とする。問診で生活様式、仕事、スポーツ等から環境要因がないか探り、あれば、まずは靴や足底挿板の見直しを指導する。靴はトゥボックスが広く、ヒールの低いものを勧める。足底挿板は踵が低く広いものを用い、前足部の足底圧を軽減できるようにする。疼痛が強い場合や急性期には、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やメコバラミン、プレガバリンの内服を行う。これらと並行して症状が強い場合は、副腎皮質ステロイド(ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム)と局所麻酔薬(リドカイン塩酸塩・アドレナリン)の混液を背側から注射する。
手術治療:保存治療で十分改善見られなかった場合に、神経切除術、神経剥離術、深横中足靭帯の切離術等を行う。

1)日本足の外科学会 モートン神経腫                            
https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_mor.pdf   
2)恩賜財団 済生会ホームページ 症状別病気解説 モートン病           
https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/morton_disease/
3)勝谷洋文ら:週刊日本医事新報 No.5327,40,2026年5月30日.

ページの先頭に戻る