公益社団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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うっ滞性皮膚炎とは?(一般)
疾病・治療法
年月 2026年7月 

うっ滞性湿疹ともいう。静脈うっ滞≒静脈高血圧状態によって生じる湿疹・皮膚炎であり、下腿に生じることが多く、原因の多くは一次性静脈瘤であるが、二次性静脈瘤によっても生じる。1)肥満、妊娠、遺伝的要素、静脈瘤、長時間の立位仕事等が発症リスクとなる。2)
(症状)3)下腿の下1/3から足関節部に静脈の拡張、浮腫、出血による紫斑、ヘモジデリン(血鉄素:ヘモグロビンに含まれる鉄に由来する黄褐色の顆粒。不溶性蛋白)による色素沈着が混在して暗紫紅色を呈する。静脈瘤上に丘疹、紅斑を伴い、疼痛やそう痒を自覚することが多い。進行すると硬化性の脂肪織炎や難治性の下腿潰瘍となることがある。
(治療)3)下腿の安静、挙上、圧迫療法が基本である。日中は弾性ストッキング等を着用し、就寝時は下腿の約10cm拳上を心がける。長時間の立位、坐位、歩行を控える。潰瘍化を避けるために外的刺激を受けないよう注意する。
局所外用療法として、ヘパリン類似物質や副腎皮質ステロイドの軟膏を使用する。炎症や痒みが強い場合は抗ヒスタミン薬を、循環障害を伴う場合はトコフェロール酢酸エステルやサルポグレラート塩酸塩を内服する。皮膚潰瘍の場合は、ブクラデシンナトリウムやアルプロスタジル アルファデクスを有効成分とする皮膚潰瘍治療薬の軟膏を用いる。


1)創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン(2023)-5 下腿潰瘍・下肢静脈瘤診療ガイドライン(第3版) 日本皮膚科学会
2)橋本進一:治療 107(8),120,2025年7月.
3)天羽康之:週刊日本医事新報 No.5223,53,2024年6月1日.


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