質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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プラザキサ(ダビガトランエテキシラート)からワーファリン(ワルファリン)へ切り替える時の方法は?(病院薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2012年1月 |
塞栓リスクの上昇を避けるために、以下の手順をとる。切り替え期間中は、過剰な抗凝固状態を避けるために、INRの測定を頻回に行う。
【方法】ワーファリンの投与を開始し、抗凝固作用が発現(年齢70歳未満:INR≧2.0、年齢70歳以上:INR≧1.6)した後、速やかにプラザキサの投与を中止する(プラザキサの安全に使用するための適正使用のポイント第1版より)。
また、米国の添付文書では、クレアチニンクリアランス(Ccr)によりワーファリンの開始時期を次のように調節している(日本ではCcr30mL/min未満への投与は禁忌)。
Ccr(mL/min) |
方法 |
---|---|
>50 |
プラザキサ中止の3日前にワーファリンを開始 |
31~50 |
プラザキサ中止の2日前にワーファリンを開始 |
15~30 |
プラザキサ中止の1日前にワーファリンを開始 |
<15 |
推奨されない |