質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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レイノー病の治療にカルシウム拮抗薬を使用するか?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2015年12月 |
レイノー現象(レイノー病)は、寒冷や情動的ストレスに反応して手の各部に起こる血管攣縮で、1本以上の指趾に可逆的な不快感および色の変化(蒼白、チアノーゼ、紅斑またはその組み合わせ)が起き、ときに、他の先端部(鼻、舌等)が侵される。
血管弛緩因子と血管収縮因子の不均衡に起因する血管攣縮を抑制するため、薬物療法は、カルシウム拮抗薬による血管拡張が中心となる。その他、抗血小板薬、ホスホジエステラーゼ阻害薬、ACE阻害薬、ARB等の有用性が報告されている(いずれも保険適応外使用)。
(カルシウム拮抗薬の使用例)
ニフェジピンCR錠 20~40mg/日 分1
アムロジピン錠 2.5~5mg/日 分1
ジルチアゼム錠 90~180㎎/日 分3