質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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癌の骨髄転移とは?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2016年5月 |
骨髄は悪性腫瘍が転移する臓器の1つであり、癌腫剖検例の約20~30%に骨髄転移が認められる。骨髄転移は主に血行性のため、赤色髄を有する部位への転移が多く、脊椎骨、骨盤骨、肋骨、胸骨、頭蓋、大腿骨等への転移が知られている。一般に骨髄転移の機序は、①原発巣からの浸潤、②血管内侵入、③移動、④骨髄血管内定着、⑤血管外脱出、⑥転移巣形成がある。悪性腫瘍の骨髄転移の頻度は、①乳腺(42.1%)、②リンパ節(36.7%)、③肺・気管支(30.4%)、④膀胱(23.3%)、⑤前立腺(22.7%)、⑥骨髄(21.3%)、⑦腎臓(17.6%)、⑧子宮(17.5%)、⑨小腸(14.4%)、⑩胃(12.4%)である。
(九州がんセンターホームページより)