公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

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抗血小板薬のエフィエントを経皮冠動脈形成術適用の急性冠症候群等に使用する場合、アスピリンを併用しなければならないか?(薬局)
疾病・治療法
年月 2016年8月 

経皮冠動脈形成術(PCI:percutaneous coronary intervention)には、新生内膜増殖が主因のステント内再狭窄を予防するため、シロリムス等を使用した薬剤溶出性ステント(DES:drug-eluting stent)の使用が主流である。一方で、遅発性ステント血栓症(ステント留置後1ヶ月以後1年以内)や超遅発性ステント血栓症(ステント留置後1年以後)が臨床的に問題となる。ステント血栓症予防のため、低用量アスピリンにワルファリンを加えた抗血栓療法が行われていたが、急性期に3%程度の血栓症が発症した。現在、STARS(Stent Anticoagulation Restenosis Study)試験等の結果により、低用量アスピリンとチエノピリジン系抗血小板薬の2剤併用療法(DAPT:dual antiplatelet therapy)が推奨されている。チエノピリジン系抗血小板薬〔エフィエント錠(プラスグレル)、プラビックス錠(クロピドグレル)〕をアスピリン(81~100mg/日、エフィエント錠併用時の初回負荷投与は324mgまで)と併用する。

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