公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


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自閉症者にオキシトシン点鼻薬を使用することはあるか?(一般)
疾病・治療法
年月 2016年11月 

脳下垂体後葉ホルモンのオキシトシンは、子宮平滑筋収縮作用や乳汁分泌作用および、扁桃体をはじめとする社会脳領域を介して、社会性行動、特に信頼を基礎とするあらゆる人間相互活動にも影響を与える。オキシトシンの脳内分泌を抑制するCD38等がそれらの機能に関与し、CD38一塩基多型等の遺伝子異常が自閉症スペクトラム障害と相関があることが示唆されている。自閉症者にオキシトシン点鼻薬を単回投与すると、相手の目を見る等の対人関係行動の改善や促進があり、連続投与で自閉症スペクトラム障害の社会性障害症状の改善が報告されている。東京大学、金沢大学、名古屋大学、福井大学で、自閉症スペクトラム症に対する医師主導臨床試験が行われている。(日本の承認製剤は注射剤のみで、分娩誘発や弛緩出血等に点滴静注される。ヨーロッパでは経鼻スプレー製剤も認可されており、授乳促進に使用する)

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