公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


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ドライマウスの治療法で、M3ムスカリン作動薬による口腔リンス法が行われるか?(薬局)
疾病・治療法
年月 2017年2月 

M3ムスカリン受容体は全身の平滑筋と外分泌腺に分布するため、M3ムスカリン作動薬は唾液分泌に加えて気道粘液分泌、心拍数増加、胃腸運動促進、排尿促進、発汗等も起こし、全身性副作用で投与継続できない例も多い。口腔リンス法は薬剤を口腔粘膜から吸収させるため、口腔に近接する大唾液腺(舌下腺、顎下腺)、小唾液腺からの唾液分泌を刺激し、かつ全身性副作用の軽減が期待できる。内服薬を水またはぬるま湯で溶解してうがいに用いる(口腔リンス法は保険適応外使用)。

【口腔リンス法】
1日量を水150mLに溶解した液を作る。エボザック、サリグレンカプセル(セビメリン塩酸塩)は脱カプセルしてぬるま湯に入れる。サラジェン顆粒(ピロカルピン塩酸塩)は薬を入れた直後に混和する。サラジェン錠はぬるま湯に入れ約10分放置した後、よく振って混ぜる。
①口が渇いた時に、一口分を口に含む。
②口の中全体に行き渡るよう「くしゅくしゅ」する。約2分間続けて、飲まずに吐き出す。副作用が出なければ飲み込んでもかまわない。
③1日数回~十数回行う。

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