公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


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コリン性蕁麻疹の治療法は?(薬局)
疾病・治療法
年月 2014年11月 

コリン性蕁麻疹は、運動や入浴、精神的緊張等によって体内の温度が上昇する時に左右対称に出現する蕁麻疹で、発症にはアセチルコリンが関与する。ほとんどの場合は発汗を伴って粟粒大から小豆粒大までの膨疹が出現し、痒みよりピリピリとした痛みを伴い、30分~1時間以内に消退する。放置しても治癒するが、眼瞼や口唇に血管性浮腫を伴うこともある。症状が強い時は、通常、抗ヒスタミン薬の内服により治療する。漢方薬では、コリン性蕁麻疹はストレスに誘発されて発汗を伴うことから、ストレスに対して加味逍遥散や抑肝散、発汗に対して防已黄耆湯や桂枝加黄耆湯等を使用する。その他、抗コリン薬、精神的緊張に対する抗不安薬や心理療法等の有効性が報告されているが、いずれも確立されたものではない。熱い湯の入浴などの発汗を伴う環境を避け、症状出現時は速やかに体温を下げる工夫も必要である。

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