公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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女性型脱毛症で、皮膚科よりROGAINE (FOR WOMEN)が処方されたが、効果あるのか?(一般)
疾病・治療法
年月 2018年6月 

ROGAINE (FOR WOMEN)はミノキシジルの2%外用液で、日本では未承認である。ミノキシジル外用液は、日本では一般用医薬品の男性用リアップ1%・5%、女性用リアップリジェンヌ1%があり、女性の脱毛症には1%ミノキシジル外用の使用が推奨されている。海外で女性型脱毛症に関して、1%、2%、5%ミノキシジル液を用いた8件のランダム化比較試験を解析したシステマティック・レビューでは、ミノキシジルの有効性が明らかになった。有害事象について、4 件、計725名のランダム化比較試験を解析した結果、1%ミノキシジル群で相対危険度1.12(95%信頼区間0.61~2.06)、 2%ミノキシジル群で相対危険度1.24(95%信頼区間0.82~1.87)、5%ミノキシジル群で相対危険度2.05(95%信頼区間0.96~4.37)だった。日本では2%ミノキシジル液を用いた臨床試験はないが、1%ミノキシジル液を用いたランダム化比較試験が行われ、プラセボ群に対して有意な発毛促進効果を示した(男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版より)。

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