公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

乳癌で術前化学療法、原発巣手術を施行後に、病理学的に癌細胞の残存が確認された場合の、術後補助療法としてのカペシタビンの有用性は?(薬局)
疾病・治療法
年月 2018年7月 

術前化学療法(アントラサイクリン系、タキサン系、またはその両方を含む)、原発巣手術を施行後、病理学的に癌細胞の残存が確認されたヒト上皮増殖因子受容体2型(HER2)陰性乳癌症例を対象とした、多施設共同無作為化比較試験がある。
カペシタビン群:術後標準治療に追加して、カペシタビン1,250㎎/m2/回、1日2回、1~14日、3週を1コースとして、6~8コース繰り返す。
対照群:術後標準治療のみ
評価項目:主要エンドポイントは無病生存期間(Disease-free survival:DFS)、副次的エンドポイントは全生存期間(overall survival:OS)とする。
結果:DFSはカペシタビン群が対照群よりも長いことが示された(5年の時点で生存しており、再発または二次癌を認めなかった患者の割合は74.1%対67.6%;再発、二次癌、死亡いずれかのハザード比 0.70;95%信頼区間 [CI]0.53~0.92;P=0.01)。OSはカペシタビン群が対照群よりも長かった(5年の時点で生存していた患者の割合は89.2%対83.6%;死亡のハザード比 0.59;95%CI 0.39~0.90;P=0.01)。
注)カペシタビン(ゼローダ錠)の乳癌への効能・効果は、「手術不能又は再発乳癌」。

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