質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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イトリゾール内用液1%の服薬を拒否する場合の対策は?(薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2019年7月 |
イトリゾール内用液1%(イトラコナゾール)は、食後投与により血中濃度が低下するため、空腹時に投与する。しかし、特有の風味・苦味があり、1回服用量が多いことから、特に小児で服薬を拒否する場合が多い。他剤や水と配合すると、溶解補助剤のヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンとイトラコナゾールの溶解バランスが崩れ、結晶が析出し薬効が減弱するおそれがあるため、配合変化試験は実施されていない1)。対策は、原則として原液のまま服用し、服用後すぐに口直しのジュース、コーヒー牛乳、酸性飲料などを飲む、または、ヨーグルトに混ぜる方法がある2)。
1)イトリゾール製品に関するQ&A JanssenPro
2)全国30こども病院の与薬・服薬説明事例にもとづく乳幼児・小児服薬介助ハンドブック
(五十嵐隆監修・日本小児総合医療施設協議会編集、じほう、2013年11月)