質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
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海外の薬で、バスピンとはどういう薬か?(一般)
疾病・治療法 |
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年月 | 2019年10月 |
バスピン(ブスピロン)は、セロトニン5-HT1Aパーシャルアゴニストで、海外では全般性不安障害に使用されているが、国内では未承認である。ブスピロンは、縫線核の5-HT1A受容体に対してはフルアゴニストとして作用し、5-HT1A受容体の脱感作を介して5-HT神経を活性化する。シナプス後5-HT1A受容体に対してはパーシャルアゴニストとして作用するため、5-HT系の活性が高いときには抗不安作用を発揮し、5-HT活性が低下しているときはその活性を高めることで抗うつ作用を発揮すると考えられている。国内発売のセロトニン5-HT1Aパーシャルアゴニストは、タンドスピロン(セディール等)がある。