質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
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トリプタン系の片頭痛治療薬で、ゾーミッグとアマージの主な違いは?(医師)
薬効・薬理、体内動態 |
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年月 | 2011年4月 |
ゾーミッグ(ゾルミトリプタン)は第2世代の中時間作用型トリプタンである。口腔内速溶錠があるので、水なしでも服用が可能で外出時の使用等に便利である。血液脳関門を通過するので、中枢の受容体に作用しやすいが、めまい等の中枢性副作用の頻度もやや高い。アマージ(ナラトリプタン塩酸塩)は第3世代の長時間作用型トリプタンで半減期が長いが、効果発現が遅く薬効も弱い。したがって軽症で一定期間発作を繰り返す月経関連片頭痛に適している。血液脳関門をほとんど通過しないので、めまい等の中枢性副作用は少ない。