質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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アミオダロン(経口)のTDM(therapeutic drug monitoring:治療薬物モニタリング)の目安は?(薬局)
薬効・薬理、体内動態 |
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年月 | 2016年1月 |
一般的治療有効濃度域(トラフ値)は0.5μg/mL~2.5μg/mLと言われているが、必ずしも明らかではない。心室頻拍の効果は1.0μg/mL程度から現れ、2.0μg/mL以上では有効性が高いが、2.5μg/mLを超えると副作用発現頻度が増大する。アミオダロンは、物性として脂溶性が極端に高く、蛋白結合率も96%と非常に高く、分布容積も極端に大きい。そのため、服薬(導入期:400mg/日を2週間、維持期:200mg/日)から血中濃度が定常状態になるのに数ヶ月(100日程度もしくはそれ以上)を要する。採血は原則として、投与開始より数週間経過した時期の投与直前に実施する。