公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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骨粗鬆症治療薬のテリパラチド注とデノスマブ注の有効性の評価は?(一般)
薬効・薬理、体内動態
年月 2017年4月 

テリパラチドは副甲状腺ホルモン製剤で骨形成促進作用を有する。デノスマブはヒト型抗RANKL抗体製剤で骨吸収抑制による骨代謝回転抑制作用を有する。骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版では、各治療薬の有効性の評価は以下のとおり。

薬剤名
〔商品名〕

有効性の評価

選択の目安

骨密度
(部位)

椎体骨折

非椎体骨折

大腿骨近位部骨折

テリパラチド(遺伝子組換え)
〔フォルテオ〕

(・腰椎
 ・大腿骨近位部)

第一選択ではない。ビスホスホネート(BP)系薬、選択的エストロゲン受容体モジュレーター等の治療でも骨折を生じた例、高齢で複数の椎体骨折や大腿骨近位部骨折を生じた例、骨密度低下が著しい例等で奨められる。

テリパラチド酢酸塩
〔テリボン〕

・腰椎
 ・大腿骨近位部

デノスマブ(遺伝子組換え)
〔プラリア〕

・腰椎
 ・大腿骨近位部
 ・橈骨遠位端

BP系薬より骨密度増加効果が優れている。大腿骨近位部骨折のリスクが高い場合に選択。

※有効性の評価(骨密度)A:上昇効果がある
       (骨折) A:抑制する  C:抑制するとの報告はない

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