質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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卵巣を摘出している閉経後乳癌患者が、アリミデックス(アナストロゾール)を服用しているが、理由は?(薬局)
薬効・薬理、体内動態 |
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年月 | 2018年6月 |
閉経後女性において、エストロゲンは卵巣由来ではなく、主に副腎から分泌されたアンドロゲンであるアンドロステンジオンおよびテストステロンが末梢で芳香化されて産生される。このエストロゲン生合成の最終段階を触媒する酵素のアロマターゼは、脂肪組織や筋肉等に広く分布している。アロマターゼ阻害薬のアナストロゾールは、アロマターゼの活性を阻害することにより、アンドロゲンからのエストロゲン生成を阻害し、乳癌の増殖を抑制する。