質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ

福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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| エペリゾンで、遷延性排尿が起こることはあるか? (一般)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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| 年月 | 2025年10月 |
遷延性排尿(遅延性排尿)とは、排尿困難の状態を表す語で、尿意を感じて排尿姿勢に入ってからも最初の一滴が放出されるまでに時間を要する排尿困難の型をいう。高齢者では前立腺肥大症による尿流障害、膀胱頸部硬化症による排尿時の膀胱頸部の開大障害など、膀胱頸部疾患の存在が考えられる。若年者で遷延性排尿症状がみられる場合には、膀胱頸部硬化症であることが多い。1)
エペリゾンには、平滑筋弛緩作用、末梢血管拡張作用、局所麻酔作用、抗コリン作用および一過性の尿量減少作用、Na排泄作用がある。2)また、エペリゾンは中枢性筋弛緩薬で、脳幹のGABA受容体を介した排尿反射抑制作用と外尿道括約筋弛緩作用を有する。従って、蓄尿障害・尿排泄障害の両方を起こす可能性があるため、3)エペリゾンの服用により、遷延性排尿が起こることはある。
1) 最新 医学大辞典 第3版 2005年4月1日 医歯薬出版社
2)ミオナールTM錠インタビューフォーム
3)熊野信太郎ら:調剤と情報 19(6),736,2013.














