質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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鮮度保持剤のシリカエタノールを誤飲したが、中毒症状や処置は?(病院)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2014年3月 |
シリカエタノール(エタノールをシリカゲルに吸着させたもの)は、食品内の水分と結合してカビの発生を抑え品質を保持する鮮度保持剤である。開封時にエタノールはほとんど揮発しているため、エタノール中毒の心配はほとんどない。また、担体のシリカゲルは腸管から吸収されずそのまま排泄されるので、普通の誤食では中毒症状が現れることはない。しかし、大量摂取時にはエタノール中毒の可能性がある。
(症状)
全身の熱感、顔面紅潮、発汗、悪心、口渇。重篤な症状を示すことは少ない。
(処置)
家庭:水または牛乳を与える。
医療機関:中毒に対する処置(胃洗浄、吸着剤や下剤の投与)と対症療法。