質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
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県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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膠原病の治療で、医師からプラケニル(ヒドロキシクロロキン硫酸塩)を勧められたが、クロロキンとどう違うのか?(一般)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2018年7月 |
ヒドロキシクロロキン(HCQ)硫酸塩はクロロキン(CQ)とともに、皮膚エリテマトーデス及び全身性エリテマトーデス(SLE)に対して、海外では第一選択薬として推奨されている。日本では過去に、CQの高用量服用等の不適切使用によるクロロキン網膜症問題が起きて以降、使用中止とともに、国内での開発は行われなかった。その後、HCQが2015年に承認され、SLEの標準的治療を行うことが可能となった。HCQは4-アミノキノリン類化合物で、CQのN-エチル基のβ位が水酸化されており、CQよりも網膜毒性が低いのが特徴である。使用に当たっては、副作用の早期発見のため、眼科医との連携のもと眼障害のリスク管理を行いながら使用する必要がある。