質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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甲状腺機能亢進症の妊婦に、プロプラノロールが処方されているが、評価は?(薬局)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2018年9月 |
添付文書では「妊娠中の投与により新生児の発育遅延、血糖値低下、呼吸抑制が認められたとの報告があり、また、動物実験で胎仔に対して、母体より長時間β遮断作用を示すことが報告されているので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、緊急やむを得ない場合以外は投与しないことが望ましい」とされている。代替薬として、β1ブロッカーのアテノロールやメトプロロールは、妊娠後期に比較的安全で有効とする報告がある。高血圧治療ガイドライン2014では、α1β1ブロッカーのラベタロールが第一選択薬に位置づけられている。