質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌に影響する薬剤は何があるか?(薬局)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2020年4月 |
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は、下垂体前葉で合成、分泌される39個のアミノ酸からなるポリペプチドで、視床下部のコルチコトロピン放出ホルモン(CRH)と標的臓器である副腎のグルココルチコイドによるフィードバックにより分泌調節されている。
表 ACTHの分泌に影響する薬剤
増加 | 視床下部・下垂体に作用 | インスリン、コルチコレリン、セロトニン分泌刺激薬・SSRI、テオフィリン、デスモプレシン、ドンペリドン、フィゾスチグミン(市販なし) |
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副腎皮質に作用 | アミノグルテチミド(日本未発売)、ケトコナゾール、トリロスタン、ミトタン、メチラポン | |
低下 | 視床下部・下垂体に作用 | オキシトシン、オクトレオチド、カベルゴリン、グルココルチコイド、シプロヘプタジン、ドパミン、ナロキソン、バルプロ酸ナトリウム、ピオグリタゾン、ピレンゼピン、ブロモクリプチン、レセルピン |
副腎皮質に作用 | テトラコサクチド |
(改定7版 薬剤師のための臨床検査の知識 じほう、2019年4月5日より)