公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

アルコールとの相互作用で注意が必要なN-メチルチオテトラゾール基を有する抗生物質は何か?また、そのアンタビュース様作用の強弱は?(歯科医師)
相互作用
年月 2016年9月 

セフェム系薬のセフォペラゾン、セフミノクス、セフメタゾール、セフメノキシム、ラタモキセフ(すべて注射剤)で、これらの薬剤を投与中、投与後(少なくとも1週間)のアルコール摂取は、アンタビュース様作用を発現する可能性がある。
ラットに2g/kgのエタノールを経口投与30分後に、ジスルフィラム500mg/kg経口投与、メチルテトラゾールチオール125mg/kg皮下投与、各セフェム系薬を500mg/kg皮下投与した時の、アセトアルデヒド濃度(%コントロール)を調べた報告がある。アセトアルデヒド濃度(%コントロール)は、ジスルフィラムは531%、メチルテトラゾールチオールは677%で、N-メチルチオテトラゾール基を有するラタモキセフは260%、セフォペラゾンは235%、一方同基を有さないセファロチンは100%、セファゾリンは86%、セフォタキシムは130%であった。(堀誠治:日本化学療法学会雑誌 52(6),293,2004.より)

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