質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
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プエラリアを更年期障害で使いたいが効果はあるのか?(一般)
食品・健康食品 |
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年月 | 2012年4月 |
プエラリア・ミリフィカ (Pueraria mirifica) は、タイ北部に自生するマメ科クズ属の植物で、タイでは白ガウクルア (White kwao keur) と呼ばれ、その塊根は若返りの薬として知られている。俗に「豊胸によい」「肌によい」「若返りによい」「強壮によい」「不妊によい」「更年期によい」「骨粗鬆症や高脂血症によい」などと言われている。ヒトにおける有効性については、更年期障害に伴う血管運動性症状の緩和を示唆する報告があるが、十分な情報は見当たらない。安全性については、貧血や肝機能検査値の変動が認められたという報告がある。プエラリア・ミリフィカには、ダイズィン(Daidzin)やプエラリン(Puerarin)など多数のイソフラボン配糖体含み、また成分のミロエストロール(Miroestrol)はイソフラボンより強いエストロゲン活性があるので、安易に利用せず、特に妊娠中・授乳中・小児の利用は避ける。