質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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食品添加物のアスパルテームの安全性は?(薬局)
食品・健康食品 |
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年月 | 2014年2月 |
アスパルテームは、L-アスパラギン酸とL-フェニルアラニンの2種類のアミノ酸から成る低カロリー高甘味度甘味料である。ショ糖同様、4kcal/gの熱量を有するが、ショ糖の約200倍の甘味度を持つため、使用量はショ糖の1/200で良く、カロリーが低減できる。また、歯垢形成能がなく、口腔内歯垢下での酸の生成もないことが認められており、虫歯の原因とならない非齲蝕性甘味料である。1980年にADI(1日許容摂取量)が40㎎/㎏と定められたが、日常的な摂取量よりかなり多いため通常の摂取では問題ない。また、アスパルテームの分解物ジケトピペラジンについても、長期毒性試験を含む安全性試験から安全性が確認されている。ただし、フェニルアラニンを代謝できないフェニルケトン尿症には使用できない。