質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
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県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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カルシウム欠乏はイライラなど精神機能に影響があるのか?(薬局)
食品・健康食品 |
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年月 | 2019年1月 |
カルシウムは、体内で最も量の多いミネラルであり、その99%は骨および歯に存在し、残りの1%は血液や細胞外液などで神経筋興奮、血液凝固、生理活性物質の分泌、筋肉の収縮・伸長・興奮性の抑制、酵素反応、ホルモンや神経伝達物質の放出反応、ホルモンの細胞内情報伝達作用など、生命を維持するうえで重要な生理機能の調節を担っている。神経細胞でも神経伝達物質の放出、受容体以降の細胞内情報伝達などの役割を担っており、不安、焦燥、抑うつなどの感情障害の発症に細胞内カルシウムイオンの調節異常が関与していることが報告されている。しかし、通常、カルシウム摂取が不足し血中濃度が低下すると、骨からの溶出量が増加し、血中カルシウム濃度は一定に保たれるため、カルシウム欠乏が直ちに精神機能に影響することはない。