公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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塩化亜鉛療法(B-スポット療法)とは何か?(薬局)
疾病・治療法
年月 2015年2月 

塩化亜鉛療法は、後鼻漏や鼻・喉の違和感や痛み、鼻づまり等の上咽頭炎の症状に対して、上咽頭(喉と鼻の境目)に1%塩化亜鉛液を塗布する方法である。塩化亜鉛は収斂作用、殺菌作用を有し、炎症を抑える。塩化亜鉛液を塗布すると、強い痛みが数時間(ときに翌日まで)持続するが、その後痛みが軽減し症状が改善する。1回の塗布で改善することもあるが、炎症が強い場合は、週に1~2回、合計10回程度の塗布を目安に治療する(保険適応外使用)。
〔1%塩化亜鉛液〕
(処方)塩化亜鉛 5g、10%塩酸 適量、蒸留水 全量500mL
(調製法)塩化亜鉛を蒸留水に溶解後、ほぼ全量とし、10%塩酸を白濁が消失するまで加えた後、全量とし綿栓濾過する。
(院内製剤クラス分類)クラスⅠ
院内製剤で、①注射剤など人体への侵襲性が大きい場合、②主薬として試薬や薬事法で承認されていない成分等を治療・診断目的で製剤する場合は、クラスⅠに分類される。クラスⅠは、「倫理性(科学的妥当性を含む)を審査する委員会での承認」「文書による患者への説明と自由意思による同意」の院内手続きを得て使用する必要がある。

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