質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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ヘリコバクター・ピロリの二次除菌薬服用中に、アルコールを控えるのはなぜか?(薬局)
相互作用 |
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年月 | 2015年6月 |
二次除菌に用いる薬は、プロトンポンプ阻害薬(PPI)、アモキシシリン、メトロニダゾールである。メトロニダゾールはアセトアルデヒド脱水素酵素を阻害するため、服用中にアルコールを摂取すると、血中アセトアルデヒド濃度が上昇し、アンタビュース様作用(顔面紅潮、悪心・嘔吐、血管性頭痛等の急性アルコール中毒症状)が発現する可能性がある。作用発現の程度は、アルコール摂取量に依存するが、感受性の高い人もいるので、服用中と服用後少なくとも1週間はアルコール摂取を控える。アルコールを含有する注射薬、エリキシル剤、ドリンク剤、食品(ケーキ、奈良漬等)、化粧品等にも注意する。