質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
質疑・応答検索
相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。
※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。
真菌検査で使用するズーム液とは?(薬局)
検査値・検査方法 |
|
年月 | 2015年9月 |
真菌症確定診断のための顕微鏡による真菌検査に、KOH直接鏡検法(KOH法)がある。KOH液(水酸化カリウム溶液)により、爪、皮膚の落屑、毛髪、痂皮等の角質を融解して真菌の検出を容易にする。KOH液にパーカー・ブルーブラックインキやクロラゾールブラックEを添加すると、真菌は選択的に染色されるため観察が容易になる。KOH液を自作するには、水酸化カリウム(水酸化ナトリウムでも可)を20~30%になるように水で溶解する。さらに10~20%の割合でジメチルスルホキシド(DMSO)を加えると角質の融解が速い。ズーム液は、市販のKOH液(DMSOを配合)である。