質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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中性脂肪値がとても高く、検査値のコメントに「乳び」と書いてあるが何か?(薬局)
検査値・検査方法 |
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年月 | 2015年10月 |
「乳び」とは、血清等の検体が乳白色を呈していることを示す所見で、食後に時間を置かずに採血した場合に、脂肪があまり分解されずに血液中に残っているため、その脂肪分によって白く見える。原因のほとんどは食後に一過性に増加するカイロミクロンのため、中性脂肪値が高くなる場合があり、総蛋白、総ビリルビン、直接ビリルビン、尿酸等の検査値に影響を与えることがある。コメントに「乳び」と書いてある場合は、食事の時間と脂質項目の確認が必要である。高脂血症の診断や治療効果の評価では、検査前少なくとも12時間絶食した空腹時に採血する。