質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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リウマチの検査のRF定量とは?(一般)
検査値・検査方法 |
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年月 | 2015年10月 |
リウマトイド因子(Rheumatoid factor:RF)は、関節リウマチ(Rheumatoid arthritis:RA)の患者の血清および関節液中等に存在する変性IgGに対する自己抗体である。RA全体の約70%で検出されるが、早期RAでの陽性率は50%以下である。またRFは健常人でも数%で陽性を示し、RA以外の膠原病など多数の疾患でも陽性となるため、疾患特異性は必ずしも高くない。また、RF値がRAの活動性と相関する症例は必ずしも多くない。しかし、免疫調整剤(ブシラミン、オーラノフィン)等の投与により、RF値の低下を認めた報告があり、RF定量はRAの活動性の指標として臨床上重要な意義をもつと考えられる。