公益社団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

検査値のIRI(immunoreactive insulin)とは?(薬局)
検査値・検査方法
年月 2016年2月 

IRIとは血中インスリン値で、内因性膵β細胞量と機能の検索、糖尿病の病型分類、治療薬の選択に使用される。インスリン分泌は、食事の量や質、肥満度、血糖コントロールの良否など多くの条件に影響されるので、IRIの評価には臨床所見や条件の考慮も必要である。酵素免疫測定法、ラジオイムノアッセイでの基準値は、5~15μU/mL(空腹時)。

1μU/mL以下
(高度減少)

〔高頻度〕1型糖尿病(自己免疫異常による膵β細胞破壊のため)
〔可能性〕2型糖尿病のSU剤二次無効例の可能性

1~5μU/mL以下
(軽度減少)

〔高頻度〕2型糖尿病

15~30μU/mL
(軽度増加)

〔高頻度〕肥満(末梢のインスリン抵抗性に対し、インスリンが過剰分泌されるため)
〔可能性〕肝硬変、腎不全(インスリンは肝・腎で代謝される。重篤な臓器障害でインスリン代謝が低下するため)

30μU/mL以上
(高度増加)

〔高頻度〕インスリン抗体(外来性インスリン注射による場合とインスリン自己免疫症候群による場合がある)
〔可能性〕特殊なインスリン抵抗性症候群(異常インスリン血症、インスリン受容体異常症、家族性高プロインスリン血症)、インスリノーマ

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