公益社団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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薬剤性PIE症候群とは?(薬局)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦
年月 2016年4月 

PIE(pulmonary infiltration with blood eosinophilia)症候群は、胸部X線像上、浸潤影を呈し末梢血中の好酸球増多をきたす症候群で、臨床診断的なものである。現在では、末梢血に好酸球増多がない肺の好酸球浸潤性病変の存在が知られており、好酸球性肺炎という病理組織所見を中心とした概念となっている。症状は、無症状から重症まで幅広く、一般に咳嗽、痰、発熱、呼吸困難、喘鳴を呈することが多い。
薬剤性PIE症候群は、β-ラクタム系抗生物質、クラリスロマイシン、ミノサイクリン、カルバマゼピン、ダントロレン、クロモグリク酸ナトリウム、ペニシラミン、サラゾスルファピリジン等による薬物アレルギーが原因となるが、実際に確定は難しい。発症機序は明らかではないが、Ⅰ、Ⅲ、Ⅳ型アレルギーの関与が示唆されている。

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