質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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嚥下困難でデパケンRの服用が困難となった場合、細粒やシロップへ変更する方法は? (薬局)
疾病・治療法 |
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年月 | 2016年5月 |
薬剤服用により症状が安定している場合、安易な剤形変更は推奨されない。やむを得ず変更する場合、血中濃度の日内変動を近い状態で変更する目安は、1日投与量は変えずに服用回数を1回増やす方法がある。しかし、1日2回服用していた場合は、1日投与量は変えずに服用回数を変更するに際し、2つの考え方がある(表)。いずれの方法にしても剤形を切り替える際は、血中濃度モニタリングをしながら慎重に投与方法を決定する。
変更前 |
変更後 |
考え方 |
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デパケンR錠 |
デパケン細粒・ |
薬物動態学的比較検討のシミュレーションでは、デパケンR錠1日1回投与とデパケン細粒・シロップ1日2回投与の日内変動がほぼ同程度であることから、投与回数を1回増やすとほぼ同様の日内変動のパターンを示すと推定される。 |
デパケン細粒・ |
投与回数を増やすことでコンプライアンスの低下が懸念されるため、無理に投与回数を増やさずに切り替える。 |
(協和発酵キリンホームページより)