質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
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タケキャブは、ヘリコバクター・ピロリの除菌判定の13C-尿素呼気試験前に中止しなくてよいか?(薬局)
検査値・検査方法 |
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年月 | 2016年7月 |
プロトンポンプ阻害薬(PPI)は、抗ヘリコバクター・ピロリ活性やヘリコバクター・ピロリウレアーゼ阻害活性を有し、13C-尿素呼気試験の判定が偽陰性になる可能性があるため、除菌判定はPPI投与終了後4週以降の時点で実施することが望ましい。タケキャブ(ボノプラザンフマル酸塩)は、抗ヘリコバクター・ピロリ活性やヘリコバクター・ピロリウレアーゼ阻害活性は示さないため、13C-尿素呼気試験による除菌判定の結果には、理論上影響がないと考えられる。しかし、実際影響がないとするデータが集積されていないため、他のPPIと同様に除菌判定前は中止する(武田薬品より)。