公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

カプサイシン軟膏の用途と製法は?(薬局)
調製法等
年月 2016年8月 

カプサイシンはトウガラシの辛味成分の1つで、軟膏として帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害、慢性掻痒等に用いられる(保険適用外使用)。海外ではZostrix-HP(0.075%)等の市販がある。
投与初期には内因性痛覚物質のサブスタンスPの放出が促進され血管拡張や局所刺激(痛覚過敏、灼熱感等)が起こるが、長期投与ではサブスタンスPが枯渇し、痛覚閾値が上昇することにより鎮痛効果を示す。また、局所の末梢循環改善にも作用している。

【0.025%カプサイシン軟膏の製法】
カプサイシン(試薬)0.125gを適量の無水エタノールで溶解し(カプサイシンは疎水性のため)、親水軟膏と十分に練合し、全量500gとする。
カプサイシンは眼や鼻等に強い刺激があるので、秤取、混合する時は、マスク、メガネ等を着用し、換気に注意する。

【使用法】
1日3~4回塗布。使用後はよく手を洗う。発汗時及び入浴直後の塗布は避ける。

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