質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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A/G比(アルブミン/グロブリン比)が低下するのは、どのような疾患か?(薬局)
検査値・検査方法 |
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年月 | 2012年6月 |
血清中の蛋白は主にアルブミンとグロブリンが占め、健常人ではアルブミンが約67%、グロブリンが約33%の割合である。A/G比はアルブミンとグロブリン(総蛋白-アルブミン)の比で、肝臓や腎臓等の異常を知る簡便な方法であり、基準値は1.2~2.0である(ビウレット/BCG法)。A/G比の低下はアルブミンの減少またはグロブリンの増加、両者の合併によって起こる。
アルブミンの減少による低値 |
合成能の低下 |
肝炎、肝硬変、肝がん等の肝障害や栄養不良等 |
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体外等へ喪失 |
ネフローゼ症候群、蛋白漏出性胃腸症等 |
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その他 |
代謝亢進や甲状腺機能亢進症等 |
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グロブリンの増加による低値 |
多発性骨髄腫、悪性腫瘍、膠原病(関節リウマチ等)、慢性感染症、原発性マクログロブリン血症等 |