公益社団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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脳梗塞の予防にアスピリンを服用していたが、今度プレタール錠に変更された。なぜか?(一般)
疾病・治療法
年月 2012年7月 

プレタール錠(シロスタゾール)およびアスピリンは抗血小板薬である。非心原性脳梗塞の再発予防には抗血小板療法が第1選択で、抗血小板薬の中ではエビデンスが豊富なアスピリンが繁用されている。シロスタゾールについて日本人の脳梗塞患者2,757例(最終解析2,672例)を対象に、脳卒中再発予防におけるシロスタゾール(1回100mg、1日2回)のアスピリン(1日1回81mg)に対する非劣性の検証およびその有効性・安全性を評価した多施設共同による二重盲検比較試験(CSPSⅡ)が行われた。最長5年間(平均29ヶ月)追跡の結果、シロスタゾールはアスピリンに比較し、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)の再発率ならびに重篤な出血(脳出血、くも膜下出血、入院を要する出血)の発症リスクの低減が示された。したがって、脳出血を併発しやすいラクナ梗塞患者の再発防止や消化管出血が懸念されるピロリ菌陽性患者等への利点が期待されている。

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