質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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チラーヂンS錠を粉砕時の賦形剤は、乳糖を使用して良いか?(薬局)
調製法等 |
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年月 | 2017年7月 |
レボチロキシンナトリウム50μg錠の粉砕安定性試験では、乳糖賦形で含量の低下が認められた〔甲状腺ホルモン薬供給再開への取組等について 第9報(2011年6月7日)より(レボチロキシンナトリウム安定供給対策委員会※)〕。
(試験)トウモロコシデンプンまたは乳糖で0.01%になるように賦形して分包(ポリセロ)し、2種類の条件(①温度:30℃、湿度:65%、②温度:40℃、湿度:75%)で28日間保存し、経時的に含量を測定した。
(結果)乳糖による賦形では28日間までに含量が低下する製剤があったが、トウモロコシデンプンで賦形した場合には含量の低下がみられなかった。
なお、チラーヂンS錠・散の添加物は、トウモロコシデンプンが使用されている。
※:2011年東日本大震災による甲状腺ホルモン薬供給減少時に設立された、日本内分泌学会等の関連学術5団体による組織