質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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ビスホスホネート系薬を1ヶ月に1回服用している。服用翌日に発熱、だるさがあるが、副作用か?(一般)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2017年11月 |
ビスホスホネート(BP)系薬の静注製剤および間歇投与型経口剤の高用量製剤で、急性期反応が起こる場合がある。投与後3日以内に発現し、継続期間が7日以内で、症状は一過性のインフルエンザ様症状(発熱、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感等)、悪心、嘔吐、回転性めまい等である。BP系薬がメバロン酸経路でファルネシルピロリン酸の合成を阻害すると、その上位のイソペンテニルピロリン酸が集積し、γδT細胞を活性化することにより、TNF-α、IL-6等の炎症性サイトカインが増加し、発熱、筋・骨格系の副作用が生じる。急性期反応は、アセトアミノフェン、イブプロフェンの投与により抑制できる可能性が示唆されている。