公益社団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

カリメートとケイキサレートの違いは?(薬局)
薬効・薬理、体内動態
年月 2014年2月 

いずれも陽イオン交換樹脂で、急性および慢性腎不全による高カリウム血症のカリウム排泄・除去薬である。結腸付近でカリウムイオンがカルシウムイオンまたはナトリウムイオンと交換され、そのまま糞便中に排泄されることでカリウムを体外へ除去し、血中カリウム値が低下する。

カリメート
(ポリスチレンスルホン酸
 カルシウム)

腎不全でナトリウム貯留傾向の患者はカルシウム塩を使用する。
カリウムと交換したカルシウム吸収のため高カルシウム血症をきたす恐れがあり、血管石灰化からの心血管疾患発症に注意する。

ケイキサレート
(ポリスチレンスルホン酸
 ナトリウム)

高カルシウム血症でも使用できるが、カリウムと交換したナトリウムによる浮腫、高血圧、心不全の発現および悪化の恐れがある。
カリウム交換能はナトリウム塩の方が高いので、服用量を減量できる可能性がある。

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