公益社団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

在宅における経腸栄養剤の投与器具の洗浄法は?(薬局)
消毒方法等
年月 2014年2月 

経腸栄養剤の投与は、細菌感染を防ぐために、ディスポーザブルの栄養剤〔すぐに投与ラインに接続できるRTH(Ready To Hang)タイプ〕と栄養ラインで行うのが好ましい。しかし、在宅で行う場合はコストや廃棄物処理の問題があり、非ディスポーザブル製品を使用することもある。繰り返し使用するバッグやチューブ等の洗浄は以下のとおり行う。

ディスポーザブルでない器具(ボトル、バッグ等)

水、熱湯、中性洗剤による洗浄単独では不十分。次亜塩素酸ナトリウムは、脂質等の付着物を変性させて落ちにくくし、また有機物により消毒効果が低下するため、中性洗剤で洗浄後、次亜塩素酸ナトリウム溶液0.01%(100ppm)に1時間程度浸漬後、自然乾燥する。
時間がない場合は、中性洗剤で十分洗浄後、熱湯に通して自然乾燥。

経腸栄養チューブ

管理不十分な場合や半消化態栄養剤を投与している場合に閉塞しやすいので、開存性維持のためには毎回のケアが必要である。

(チューブフラッシュ)
チューブ内腔に水道水を通し洗浄すること。間欠投与の場合、投与前と終了時に水道水20mL程度でフラッシュ。持続投与の場合、時間を決めて同様に行う。薬剤を投与する場合も投与後に十分フラッシュする。

(酢水ロック)
市販の食用酢を水道水で10倍程度に希釈して、経腸栄養チューブを水道水で十分にフラッシュした後に注入しクランプする(毎回行うことが理想で、次回の栄養剤を入れるまで残しておく)。酢酸の抗菌効果によりチューブ内腔の衛生状態が維持できる。

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