公益社団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

精神・神経系用薬は薬剤性体重増加を起こすか?(薬局)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦
年月 2014年3月 

薬剤性体重増加は、食欲増進、口渇によるソフトドリンクの摂取量増加、基礎代謝の低下等で起こる。精神・神経系用薬による体重増加の一因として、鎮静作用による身体活動の減少があげられる。

抗うつ薬

三環系抗うつ薬では食欲増進効果と抗ムスカリン作用による口渇が起こる。SNRI、SSRIでは体重増加、口渇等、ミルタザピンでは体重増加、口渇、食欲増進の報告がある。

ベンゾジアゼピン系薬

直接空腹感に作用しない。不安感は摂食行動を変化させ体重減少が起こることがあるが、薬剤の抗不安作用により体重増加を引き起こす場合がある。

抗精神病薬

体重増加を起こしやすい。特に非定型のオランザピンとクロザピンが著しく、クエチアピン、リスペリドンは軽度~中等度、アリピプラゾール、ペロスピロン、ブロナンセリンはリスクが低い。特に血糖異常、内分泌異常、鎮静作用による身体活動の減少が関与している。

リチウム

口渇、浮腫、甲状腺機能低下症による基礎代謝低下等の関与が示唆される。

抗てんかん薬

バルプロ酸、ガバペンチン、レベチラセタム、カルバマゼピン、トピラマート、クロバザム、クロナゼパムで体重増加の報告がある。

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